今シーズンはレアルソシエダ

レアルソシエダついて長めに呟きます

ザルツブルクの攻撃に南野あり<南野拓実の記録>

今日CLグループステージ第1節のザルツブルクとヘンクの試合があった。

ザルツブルクは、昨季CL優勝を果たした、リヴァプールと、セリアAのナポリと同じグループに属している。

注目の1節は日本人対決にもなり、ザルツブルクの南野と奥川、ヘンクの伊藤だ。

そんな試合で活躍を見せたのが日本代表の9番南野拓也だった。

プレーを振り返る。

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前半始まって早々、中盤の選手から縦パスをペナルティアーク付近で受ける。体の向きとしてはゴールと反対気味だったっが、体を流す動きでDFを1人いなし、次のDFの股を抜いたパスでゴールを演出。ザルツブルクの幸先の良いスタートは南野の技術により生まれた。

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そのあと、中盤のつなぎからダイレクトで南野の元へ。ダイレクトだったため南野についていたRSBは反応が遅れ、そのボールは南野の足元に入り、体を入れられ突破を許した。しかしそのあとCBが南野に寄せ、シュートはぼてぼてのゴロになった。ファーストタッチはよかったが、その後のDFの寄せの予測ができていなかった。

 

パスを右サイドで受けた南野は2タッチ目でFWにスルーパスをしたが、相手DFにとられた。出すタイミングはよかったが、あの状況じゃ、いくら良いFWでもゴールに結びつけるのは困難だった。

 

次、南野が起点になったシーン。味方DFが相手とのマッチアップでボールを奪い南野はパス。それを2タッチ目で前線へミドルパスをし、それに反応した味方が体の入れあいに勝ち、上がってきたもう1人のFWへつなげそれがゴールになった。あの場面で前線の選手の動きを見て、そこに正確に出したパスは素晴らしかった。攻撃メンバーの攻撃の共通認識がいいのだと感じた。

 

続いて、真ん中からの攻撃ので前線の選手の足元にパスをし、その受けてはワンタッチのヒールパスで落とした、その落としをダイレクトで南野へパス。それを南野は足元に入ったのでターンしようとしたが戻ってきたDFにカットされた。あのシーンは南野のスペースに正確にパスが通っていたら決定機に繋がったかもしれない。

 

前半の終わり間際、セットプレーのこぼれ球にいち早く反応し、約80メートルを独走。味方陣地のペナルティーアーク付近から相手陣地のコーナ付近くらいまで。そしてファーに走りこんできた選手の足元に浮き玉で完璧なパス。それをボレーで決めて5点目。あれだけ走って最後のクロスの精度は素晴らしかった。

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後半は大きな動きが見られなかったが、ザルツブルクは一点を追加して結果6-2のスコアで勝利した。

 

<総括>

全体的な南野の動きとしては、守備の場面でもサボることなく常にプレスをかけていて、相手のセットプレーのボールのコースを変えたりと、常に守備の意識を持っていた。その意識を持ちつつも、自分にボールがきたら攻撃に一気にスイッチを切り替え味方と連動して得点に結びつけていた。攻撃の場面で南野がいいと思ったのは、ボールを受ける前の動き、早い展開の中でのトラップの技術、そして運動量など、様々ないいところが見られた。得点こそ奪えなかったものの、3ゴールに関わり、常に相手のディフェンスラインを脅かす存在になっていた。味方が得点できたのも南野が右から左、様々なところでボールを受けることで、相手DFは誰に守備をつけばいいのか迷う部分が増えていた。その結果得点の量産に繋がった。

 

次節はリヴァプールとの試合があるが、強豪と試合をした時にどれだけの存在感を発揮できるかを期待したい。